陸王の第6話では、
アッパー素材を提供していた
タチバナラッセルが

こはぜ屋のライバル会社
アトランティス社と
独占契約を結んだことで

アッパー素材を
陸王に提供できなくなりました。

単純なエンタメドラマで
あればタチバナラッセルが
裏切った!許せん!
となるんでしょうが、

ビジネスの世界の
厳しさが上手く表現されており、
タチバナラッセル社長演じる
キム兄の涙に
心打たれた方も
多いのではないでしょうか?

今回は、
・そもそもアッパー素材とは?
・タチバナラッセルの社名の由来は?
・キム兄の涙の本当の意味とは?
の3本立てで
お送りしたいと思います^ ^




そもそもアッパー素材とは?

そもそもアッパー素材というのは、
シューズにおける
ソール(靴底)以外の部分を指し、
陸王で言えば、
シルクレイが靴底なので、
それ以外の布の部分を指します。

陸王は足袋メーカーらしく、
藍染のアッパー素材に見えます。

元々の素材の色かもしれませんが…

ちなみに新アッパー素材で
作った陸王は約150gでした。

初心者向けのランニングシューズが
だいたい300gくらいで、
上級者向けは200gくらいです。

陸王の150gは
驚異的な軽さと言えますね^ ^

タチバナラッセルの社名の由来は?


↑↑↑
縦の糸は~♪は
タチバナラッセルを
暗示してたんでしょうか?

アッパー素材供給元の
タチバナラッセルは
繊維メーカーではなく、
編物メーカーとのことです。

生地には織物と
編物の2種類があります。

私たちがイメージ
しやすい生地は
縦糸と横糸を交差させた
生地でこれが織物になります。

スーツやジーパンの
生地がこれにあたります。

一方、編物は
1本の糸を輪っかを
作ってその輪っかを
繋ぎ合わせて作る
生地になります。

ニットやジャージなど
伸縮性のある生地になります。

で、タチバナラッセルは
この編物の中でも
縦糸を編んでいく
技術の特許を持っているそうです。

縦糸を編む方法を
「ラッセル編み」
といい、
社長の橘の名前と
組み合わせて、
会社名を「タチバナラッセル」
にしたと考えられます。




キム兄の涙の本当の意味とは?

姑息なアトランティス社が
こはぜ屋への嫌がらせとして
タチバナラッセルと独占契約を
結んでこはぜ屋に
アッパー素材を供給させなく
しました。

これを聞いた役所広司は
キム兄に激怒しましたが、
アトランティス社へは
タチバナラッセルを
大切にするよう懇願します。

タチバナラッセルは
創業3年のベンチャー企業です。

社員は20名ですが、
おそらく創業時から
会社を支えてくれた
社員です。

彼らの人生を支えるためにも
会社を大きくし、
倒産しないようにすることが
社長の大切な役目です。

一見キム兄の目先の利益に
惑わされ裏切りのようにも
見えますが、
社員の生活を第一に
考えるのであれば、
キム兄のアトランティスとの
独占契約は
正しい選択だと言えます。

役所広司は
キム兄の胸中を十分に
理解した上で、
キム兄に激怒しつつも、
アトランティスには
タチバナラッセルを
大切にするようにと
懇願しました。

この暖かい心遣いに
キム兄は涙したというわけです。

ちなみに単純に
独占契約と言っても
供給先をアトランティス社
だけにする、ということは
できません。

独占禁止法に反するからです。

ではどのように供給先を
アトランティスだけにしたのか?

それはタチバナラッセルの
研究開発費や工場や機械の
運転資金等をアトランティスが
提供することです。

こうすることで
供給先をアトランティスだけに
することができます。

また研究開発費や
運転資金を肩代わりして
もらうことで
倒産するリスクが
大幅に減ります。

これがキム兄のねらいでも
あるのです。

アッパー素材については
アトランティスの方が
戦略的に一枚上手だったわけですが、
さて次はどんな戦いが
待っているのでしょうか?

残り4話、見逃せませんね♪